搾取1ー1-9

 一時期『蟹工船』がリバイバルして騒がれたが、現状を鑑みれば、起こるべくして起こったブームという感が強い。  太平洋戦争敗戦以来、誠に残念なことに、日本の権力者には、アメリカの意のままに動く傀儡しかなれなかった。だから、名目上独立国と言っても、実際は属国であり、植民地であった。これは現在でも変わっていない。  戦前のプロレタリア文学をつらつら読むでもなく読んでいてさえ、現状に見事に重なること…

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波動1ー3-8

 そもそも、なぜ修行するのかと言えば、大きな目的に解脱することがあるが、それに至る前の一つに、波動を上げて日常を楽に過ごすことが挙げられる。楽に過ごすと言っても怠けているのではない。無駄な力も入らず、体も心も癒やされたリラックスした状態を言うのだ。  ヨーガ・スートラに禁戒(ヤマ)・勧戒(ニヤマ)がある。禁戒は非暴力・正直・不盗・禁欲・不貪の5つ、勧戒は清浄・知足・苦行・読誦・最高神への信仰の…

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波動1ー2-8

 一口に波動と言っても漠然としているが、その波動を計る物差しを、人はちゃんと持っている。チャクラだ。  竹下雅敏氏の「幸せをひらく7つの扉」などを参考に、チャクラを見ていこう。  主要なチャクラは7つで、体外・体表・神経叢・脊髄の4系統ある。下から上に1ムーラーダーラ・2スワディシュターナ・3マニプーラ・4アナーハタ・5ヴィシュダ・6アージュナー・7サハスラーラと呼ぶ。(番号は便宜上付した)…

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波動1ー1-8

「しーん」  物音一つしない静寂を、日本語はこのように表す。そこに聞こえる音があるわけではない。だが、耳には聞こえないが、体はある確かな波動を感じている。その波動を表すのがこの言葉。  これと似たようなことに、演歌1ー1で触れた。日本の伝統楽器は超高周波成分を含み、この可聴域外にある成分をシャワーのように体に浴びると、ハイパーソニック・エフェクト現象が引き起こされる。聞こえる音だけを楽しんで…

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筋力トレーニング-7

 歌い手その3ー3でも触れたように、私がブルワーカーを使い出したのは、41年も前のことだ。  それ以前にも、ダンベルを使ったりしていたが、このウエイト・トレーニングだと、確かに筋肉の肥大には効果はあるようだが、疲労が溜まりやすく毎日のトレーニングには無理があり、自然としなくなってしまった。毎日できて習慣になるような、そんなトレーニングを探していた。  当時、ボクシングのヘビー級チャンピオンだ…

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性格1ー2-6

 さて、性格の話に戻るとしよう。  モーニング娘。の鈴木香音と小田さくらはともに、捻れ型8種を持っている。8種は、右足の重心が小指の方にずれている。性格では、反骨精神が旺盛で、逆境に強いという特徴がある。  9期10期12期はそれぞれ4人ずつ同期がいるが、11期の小田さくらだけ1人である。同期がいなくて寂しいだろうと普通なら思うが、8種の小田さくらはそれをモチベーションに変えることができる。…

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性格1ー1-6

 肉体と精神は分かちがたいことを、現在の私たちはよく知っているが、18世紀に登場するデカルトの二元論以来、精神が肉体より優位に立つとか、殊の外理知を崇(あが)め感情や霊的な物事を蔑(ないがし)ろにするとか、変な解釈、傾向が生まれて、人々の行動を誤らせるに至った。私たちはこれを、合理主義及び唯物論の弊害と呼んでいる。  歌い手2ー1でも触れたが、体癖・五行類型論による性格は、気の通りやすい経脈が…

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演歌1ー3-5

 音に限らず色についても思いも掛けない問題がある。これはやはり竹下雅敏氏の東洋医学セミナーの色彩の科学に詳しいが、普段我々は視覚で見分けのつかない色も気のレベルでは別の色と識別している。色と色との相性、合うとか合わないとか知識として持っているが、実際合わせてみるとそこには齟齬が生じる。  無理からぬ話で、大体色と言っても個人の持つ感覚は実に違う。ここでは分かりやすくするために、セミナーでも用い…

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演歌1ー2-5

 オーケストラの演奏はCDのサンプリング周波数に大体納まる。超高周波成分をほとんど含まないからだ。演奏が反響の大きな環境下で行われることが多いから、上音の混ざらない純粋な基音を追求した結果だ。  日本の楽器は、西洋楽器の捨て去るいわゆるノイズを、ひとえに拾い集める努力をした。楽器の根源とも言える歌声も例に漏れなく、上音の複雑な波を添加した。そもそも日本語は絶妙な言霊を持つ言語であるから、精妙な…

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演歌1ー1-5

 80年代末からの演歌の不振の原因が、音楽媒体であるレコードからCDへの変化に重なると思った。CDが登場するのは82年で、レコードとの生産枚数の逆転が起こるのが88年以降。これを境に演歌は低迷してゆく。  CDの問題として、サンプリング周波数が44.1キロヘルツだから、折り返しの22.05キロヘルツより大きい周波数の音をカットしてしまうことがある。人の可聴域は20ヘルツから20キロヘルツだから…

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一本のホームラン-4

 1968年9月18日、首位争いをする巨人対阪神の3連戦、前日行われた第1戦は阪神が勝ち、この日ダブルヘッダーの1試合目は巨人が勝ち、その2試合目も4回表5対0で巨人は優勢に試合を進めていた。  阪神のピッチャーはジーン・バッキー。64年に沢村賞を獲得した唯一の日本国籍外のピッチャー。ただこのピッチャー、日本にやってくるまで、アメリカスリーエーに在籍、たいした活躍もできない、いわゆるノーコン。…

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歌い手その3ー4-3

 この2人とともに、もう1人期待していたメンバーがいる。佐藤優樹だ。この娘は51枚目シングル『ワクテカTake a chance』(2012年10月10日)の終盤で「大地からの~恵み」の「の~」を勢いよく外し気味に歌っているが、それとともに最後の「ウォウウォ~」が耳に残る。この曲を聴くときは、これを聴くためにワクワクしながら最後まで聞くようなものだ。この娘は、大鼓(おおつづみ)のような張りとぬば…

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歌い手その3ー3-3

 ついでと言っては何だが、モーニング娘。の鞘師里保も確認する。この娘も内奥に突き抜けている。  56枚目シングル(4月16日)ではまだだった、鞘師里保と小田さくら、今年中にレベルアップするのではと期待してはいたものの、2人はまだ15歳であるし、今までは早くて17、18歳と言う感覚もあって、まだ先の話だとも思っていた。ここからも光を受け取った人たちの進化は、殊の外、素早いことが窺える。  前回…

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歌い手その3ー2-3

 金澤朋子は、3月19日発売のJuice=Juice3枚目シングル『裸の裸の裸のKISS』で内奥に突き抜けたのが分かる。彼女のことはデビューのときから甘い歌声で知っていたが、このようなひっくるめて綺麗な歌声が突出して感じられる歌い手は、ややもするとそれだけで終わってしまい、自分のためにだけ歌うようになる虞があると危ぶんでいた。その原因に、綺麗な発声にばかり気を取られて、歌の内容に気が廻らなくなる…

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歌い手その3ー1-3

 2014年5月9日に公開されたODATOMO『木立を抜ける風のように』を聴いた。風に吹かれるような心地よさを味わい、ときに1陣の突風を喰らったような驚きもあった。メイキングは4月28日に公開されている。  木立などと言うと、春先の椿の花の蜜吸い、晩春のサクランボ取り、夏の蝉取りなどを思い出す。  歌うのはモーニング娘。の小田さくらとJuice=Juiceの金澤朋子、ハロープロジェクトのSA…

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歌い手その2ー3-2

 さて、現在のモーニング娘。に話を移そう。  48枚目シングル『ピョコピョコウルトラ』(2012年1月25日)  では9期10期のメンバーは、誰が歌っても同じようにしか聞こえなかった、つまり歌声さえ個々に識別できないほどの有様だった。当然、1作ごとにそれは解消するが、目を見張る変化をしたのは歌の方ではなく、まずダンスの方だった。  52枚目シングル『Help me!!』(2013年1月23…

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歌い手その2ー2-2

 モーニング娘。41枚目シングル『気まぐれプリンセス』(2009年10月28日)  バシリカの穹窿が、小電球の並ぶ6片の蕚に浮かぶ大電球の満開の花のポールライト越しに映し出され、身廊で踊るメンバーにカメラは降りてくる。メンバーの後方、身廊の両側の柱列の内側に、花のまだ蕾のポールライトが並ぶ。赤と黒の牡丹柄のクロスの前で、花につきものの蝶のように、メンバーがそれぞれ歌う場面が挿入される。  モ…

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歌い手その2ー1-2

ひょんな事から元モーニング娘。後藤真希の歌う、カバー曲『空と君のあいだに』(2011年5月4日ミニアルバム『LOVE』)を聴いた。断然、彼女を見直した。  モーニング娘。時代のミュージックビデオを視聴して、どこか翳のある女の子との印象はあったが、高橋愛に注目していたこともあり、正直取り立てて言うほどの歌い手とは思わなかった。だが、この曲を聴いて、うち顫えてしまった。本家中島みゆきの妖怪変化の…

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歌い手その1ー4-1

 もう1人、是非観ておきたい歌い手がいる。それは、モーニング娘。の道重さゆみである。  この娘についてまず取り上げなければならないのは、6期メンバーの最終選考の合宿で歌った課題曲『赤いフリージア』だろう。この娘の歌い出すや、本当に下手くそで、思わず吹き出してしまう。だが、この赤下手な歌を、不思議に最後まで聴いてしまうのだ。多少上手な歌でも、そうそう最後までは聴いておられないものなのに。 「あ…

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歌い手その1ー3-1

 大仰な言い方だが、1人目の驚きからおよそ30年を隔てて2人目の驚きとなる。  モーニング娘。のミュージックビデオ、26枚目シングル『大阪恋の歌』(2005年4月27日)  4期石川梨華参加最後の曲、4期4人の内ふたりはすでに卒業、4代目リーダー4期吉澤ひとみの独白で始まる出だしから、5期高橋愛を初めメンバー全員が畳みかけてくる1分20秒足らずで、目には涙が滲み鼻を啜り上げていた。虚構と現実…

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