歌い手その37・♂-211

 モーニング娘。'18の配信限定通算66作目シングル
花が咲く 太陽浴びて』(2018年1月28日発売)
 は、つんく♂(マースキュラはプロデューサーのときだけ使うらしいが、ここでは一律使用する)の作詞・作曲で、公開されているのは1分36秒のショートヴァージョンではあるものの、聴くなり良いと思った。
 「花が咲く」からか、タイムラプスの開花が使われているのも良い。花のダンスを見ているようで、メンバーの1人1人が花の1輪1輪であるところに、本物の花も挙(こぞ)って参加している体である。これはディレクターのなせる技であるが、「太陽浴びて」を「視線を浴びて」に変えれば、メンバーが花咲くことになるから、つんく♂の思いに通じることになる。
 Juice=Juiceの10枚目トリプルシングルの1曲
SEXY SEXY』(2018年4月18日発売)
 も、つんく♂の作詞・作曲で、聴くなり気に入った。
 Juice=Juiceが5人から7人体制になった2枚目のシングルである。新加入の2人の特徴は、梁川奈々美がキャラクター、段原瑠々が歌と心得ているが、この曲にもよく現れていると思う。
 梁川奈々美が植村あかりの顎を人差し指で跳ね上げ、
「大~人ぶってもそれはそ~れ」
 と歌う一齣があるが、品定めごかしを嫌味なく滑稽味を添えて表現できるのも、その幼い子供に見える大人びた内面というキャラクターのお蔭だろう。
 段原瑠々の張る歌声はよく響いて魅力的だが、その分張らないときの歌声が凋(しぼ)んで聞こえる。例えばこの曲でも唯一の箇所、
「騙されてくれるくらい大人の余裕見せて~」
 最後の「見せて」を張るまでの箇所がそう聞こえる。ギャップがありすぎるのかも知れない。
 身近に、張らない歌声の魅力的な金澤朋子がいるから、見習えば良い。
 金澤朋子の歌の才能は、これまで
裸の裸の裸のKISS』(2014年3月19日)
 でレベルアップが確認できるとしてきたが、レベルアップした日を調べた。

金澤朋子・歌の才能
 2014年2月15日ー4(動物レベル)

 この日付は、ハロープロジェクトの現役メンバーの中で一番早いものである。ついでながら、弥生艶葉樹の文筆の才能がレベル4になった日付でもある。
 そう言えば、Juice=Juiceのライブステージで、
「最初、一番怖かった先輩は誰?」
 と言う高木紗友希の質問に、加入後5ヶ月の段原瑠々は、間髪を入れずに金澤朋子の名を挙げていた。
 このときの段原瑠々はまだ歌の才能がレベルアップする前で、丁度5枚目シングル、
伊達じゃないよ うちの人生は』(2014年10月1日発売)作詞・作曲つんく♂
 の金澤朋子と高木紗友希を彷彿とさせる。歌の才能のレベルの差を痛感して、金澤朋子が凶器にすら思え、つい高木紗友希を憐れんだものである。
 その金澤朋子の才能の恐ろしさを、段原瑠々の才能は予感したのではないだろうか。
 因みに、高木紗友希は2015年7月11日Juice=Juiceの中で2番目にレベル4に達している。
 思えば、金澤朋子はその突出した才能のせいで、祝福されるのとは逆に風当たりが強かったように思われる。いや、歌声に品があるから、歌い方を上品振ったと誤解して、品のない人は好きになれないのかも知れない。
 これも5枚目シングル、
背伸び』(2014年10月1日発売)作詞・作曲つんく♂
 の歌詞に
「ポッツリ~と浮いちゃってた~」
 があり、高木紗友希が歌っているが、金澤朋子が変に目立って正当に評価されない状況を、まさに言い得ている。
 それもメンバーが追いついて、やっと本来の活躍ができるようになったようだ。これからが楽しみである。

 前出の曲を何回も聴いているうちに、偶然良い曲ができたのではなくて、つんく♂が進化しているのではないかと思ったので、つんく♂の作詞・作曲の才能を調べてみた。

つんく♂:作詞・作曲の才能
 1997年ー5(動物レベル)
 2004年ー6
 2011年ー7
 2017年9月23日ー8

 7年間隔で1段階ずつ上がっているが、1997年9月14日モーニング娘。結成から20周年に当たる2017年は、6年の間隔で纏め上げ合わせてきたようである。
 弥生艶葉樹がモーニング娘。を聴くようになったのは、50枚目シングル
『One・Two・Three』(2012年7月4日発売)
 からだから、今までずっとレベル7の才能で作詞・作曲した曲を聴いてきたことになる。そこにレベル8の才能で作詞・作曲した曲が登場してきたのだから、一際の感慨があると言うものである。
 年配からつんく♂までの、弥生艶葉樹の知るJ-POPの主な歌い手のうち、歌の才能は完成(8)がほとんど上限で、超越(9)に達した者は松山千春くらいしか知らないが、つんく♂もめでたい20周年を迎えて上限の域に達したようである。
 2014年10月には声帯摘出の手術を受け、それまでの頼みだった声を失ったが、その大きな逆境を見事に克服したことになる。このことは今後のつんく♂の大いなる強みとなるから、才能の更なる上昇も充分に期待できる。

 アンジュルム川村文乃(かわむらあやの1999年7月7日生まれ18歳)の歌の才能がレベル4にアップした。

川村文乃・歌の才能
 2018年4月4日ー4(動物レベル)

 この川村文乃、どうもぞろ目が好きなようである。
 これでアンジュルムも、メンバー10名全員がレベル4になったことになる。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック

歌い手その38・レベルアップ-214
Excerpt:  例によって歌の才能を確認していると、モーニング娘。'18の加賀楓と森戸知沙希、そしてハロープロジェクト以外から乃木坂46の生田絵梨花、がレベル4に達していた。  生田絵梨花は、2014年頃、You..
Weblog: 弥生艶葉樹(やぶつばき)のやぶの中
Tracked: 2018-05-03 23:04

歌い手その39・ハロプロ満開-219
Excerpt:  前回の『歌い手・・・』から一月以上経過したが、その間にも歌の才能がアップしたのを6人確認している。  まずはそれを列挙する。
Weblog: 弥生艶葉樹(やぶつばき)のやぶの中
Tracked: 2018-06-16 20:30

歌い手その40・才能が下がることもある!-224
Excerpt: 『歌い手その37・♂-211』2018/04/14 10:50  において、
Weblog: 弥生艶葉樹(やぶつばき)のやぶの中
Tracked: 2018-07-26 12:21

故人を偲んで-270
Excerpt: 『歌い手その43・レベル5が既にいた-269』2019/04/01 11:35
Weblog: 弥生艶葉樹(やぶつばき)のやぶの中
Tracked: 2019-04-06 12:47

歌い手その45・懐かしき歌手-273
Excerpt:  子供の頃、よくテレビで視ていた男性歌手が布施明である。特段に好きと言うことはなかったが、よく記憶に残っている。  布施明の歌の才能を見てみる。
Weblog: 弥生艶葉樹(やぶつばき)のやぶの中
Tracked: 2019-04-22 11:52