歌い手その23ー143

 アンジュルムの上國料萌衣(17歳)の歌の才能が、2016年12月22日アナーハタ(4)に上がった。これでアンジュルムは、先月から合わせて5人がランクアップしたことになる。それを纏めてみる。

2016年11月15日 和田彩花
       16日 竹内朱莉
2016年12月10日 室田瑞希
       12日 佐々木莉佳子
       22日 上國料萌衣

 アンジュルムと同様にランクアップした者がいなかった、かつてのモーニング娘。'14にも、5人のランクアップが見られた。

2014年4月29日 鞘師里保
     5月3日 小田さくら
   16日 譜久村聖
  8月17日 佐藤優樹
 9月17日 石田亜佑美

 前回のモーニング娘。'14でもランクアップが次々に起きる感があったが、今回のアンジュルムではそれが更に圧縮された感があり、MV初参加の4期上國料萌衣の歌い出しで始まる『次々続々』(2016年4月27日発売)の曲名通りのことが起こっている。
 同日発売の『糸島Distance』の方が分かり易いが、上國料萌衣の歌声は清(すが)しい高音に魅力がある。
 “清しい”などと古くさい言い方をするのは、「澄んだ」とか「ピュアな」とかの中に、ちょっと霊的なものを連想させたいからだ。そうした上で、次のことが言いたいのである。
 小さな身体と相俟って、妖精の歌声がピタリと当て嵌まるだろう。

 2016年3月19日、世界ジュニアフィギュアスケート選手権・女子シングルで本田真凛(まりん)が優勝した。
 10月9・10日、フィギュアスケート近畿選手権で真凛・望結(みゆ)・紗来(さら)の3姉妹が表彰台に立ったとニュースになった。
 年齢が3つずつ違い、身長が頭1つずつ違う3姉妹が並んだ写真を見ると、1992年アルベールビルオリンピック女子シングル銀メダリストの伊藤みどりを思い出す。伊藤みどりが他のメダリストと並ぶと、小さくて、居並ぶ真凛に対する紗来だった。

 「シンクロナイズドスイミング『世界最強の人魚たち』~NHKスペシャル シリーズ『ミラクルボディー』」によると、ロシアの最強クラブでは、長い手足が選手選抜の第一条件になるという。
 そして、「2012年2月、17歳のとき、ローザンヌ国際バレエコンクールで1位入賞した」(Wikipedia『菅井円加』より)菅井円加(まどか)について、ドイツ国立ユースバレエ団の芸術監督ケビン・ヘイガンが語る。
「円加はロシア人のように長い手足があるわけじゃない。エキゾチックで優雅な踊りではロシア人には負けるだろう。しかし、日本人の円加は小柄な身体にエネルギーが満ち溢れている。踊り始めると繊細な動きで、全身で美しいハーモニーを奏でる。うっとりするほどだ」(情熱大陸2014年8月31日菅井円加より)

 紗来である伊藤みどりを、真凛である競争相手と比較すると、そりゃあ1回くらい余計に回転しないと相手にならないと思う。手足の短い紗来が、いくら手足を動かしても、表現力では手足の長い真凛には到底敵わないと見える。
 だが、伊藤みどりの、抜けば氷の刃に散る玉のように弾けるようなジャンプは、一閃して観客の目を眩ませ、氷面は波紋を描き、のみならず凍えた観客の心を大声で蕩かし、諸共異次元に吹き飛ばすような衝撃波を放つ。このパワーが、あの小さな身体のどこから来るのか、ただ呆然と驚くばかりであるが、手足が長いことが必須条件だったところへ、とても見事な風穴を初めて開けたのは間違いない事実である。
 小柄な身体でもエネルギーが満ち溢れ、美しければ、手足の長い身体に対抗できることは分かった。だが、その上に、霊的な力が加われば、凌駕さえできるというものだ。
 小柄な上國料萌衣の前途に明るい光が射しているようである。 

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