肥満は認知能力を低下させる?-12-1

 11月21日BIGLOBEニュースのナショナルジオグラフィックの記事で「肥満は認知能力を低下させる?」と言うのが出ていた。
「体重が増えるほど、脳が収縮する可能性がある。60代を対象とした8年におよぶ最新の研究から、肥満体の被験者では、大脳辺縁系の一部である海馬が1年で2%近く収縮していることが明らかになった。その収縮率はアルツハイマー病に匹敵する。」
 冒頭、以上のように始まる。肥満がなぜ海馬の収縮を齎すのか。
「1つの可能性として、脂肪細胞から浸出する免疫系化学物質が考えられる。脂肪細胞が増えると、これらの化合物の量も増え、海馬で細胞死を促進しつつ細胞誕生を抑制するという二重の影響が現れる。」
 私は、海馬でこそなかったが、太ったことで体に異変が現れた体験がある。まずは、私の日記から見てみよう。
「2014年3月16日(日)晴れのち曇り
 昨日のニュース記事に腫瘍壊死因子がでていた。これで2006年に歯が抜けたことが説明でき、納得した。アレルギーと同じように免疫機能が自分を攻撃してしまうのが原因。その頃、平均週1.8㎏体重が増えていたが、その食生活を半年も続ければ、体も機能が狂ってくる。食事が健康にいかに大切か、改めて実感した」
 私は2005年8月9日に、即身成仏を願って断食を始めた。断食をして本を読み漁ることは、頭の回転が驚くほど速くなると、何度も経験があったし、飢餓の苦しみは大変大きく克服できるわけがない、本当に危険になったらすぐに中止すると言う軽い気持ちだった。ところが、体の脂肪や筋肉を消費して纏わる臭(くさ)い臭(にお)いに覆われながら、横臥した状態で体を動かせなくなってしまった。いつからか間断なく続く夢が、現実と区別できなくなっていた。
 9月17日、私は救急車で病院へ運ばれ、入院。身長175㎝の私の普段の体重はほぼ60㎏だが、1週間後に測ったら42㎏なかった。入院直後は40㎏くらいだったらしい。当初は眼球振盪が酷く、どちらか片一方を瞑らなければ眩暈がして耐えられなかった。
 12月1日に退院したが、体重を元に戻す一念が昂じて、体重は元に戻るどころではなく、いくらか増えてさえいた。退院後も食欲は衰えず、ズボンのウエストがきつく感じるくらい太りだしていた。私は高校時代から30年、ウエスト79㎝はずっと変わらずにいたが、人生で初めて窮屈に感じていた。
 年が明けても私の食事は依然カロリーをオーバーしていたが、スクワットや腕立て伏せなどの運動を始めたので、大丈夫だと思っていた。ところが春先になると、前から問題のあった小臼歯のぐらつきが酷くなり、そのうちにぽろっと痛みもなく抜けてしまった。曰くつきの歯だったから、こんなこともあるくらい軽く考えていたが、小臼歯の隣の奥歯1本や反対側の奥歯2本、計下顎の奥歯3本が、同じように次々にぐらつきだし抜けてしまった。症状からして歯周病に違いないと思った。
 歯が抜けたことは不幸だったが、それによって食欲は落ち、咀嚼数は増え、食事のカロリーオーバーもなくせた。
 そして今年3月の日記になるのだが、人生で初めて太りだした私の体は、標的となる腫瘍が見つからなかったためか、それとも腫瘍を全部やっつけたためか、歯に照準を合わせてしまったらしい。
 ここで指摘しておかなければならないのは、私が太ったと言ってもせいぜい65㎏、実際は63㎏ぐらいだったと思う。だが、「米国疾病予防管理センター(CDC)の指標では、身長175㎝で体重が77〜92㎏あれば太り過ぎ、92㎏を超えると肥満と見なされる」とあり、私などは太った部類に全然入らない。
 とは言え、自分では太ったと感じ、均して1週間で1.8㎏体重が増加するような食事を摂り続けて、小臼歯1本・大臼歯3本が抜け落ちたのは事実で、3月のも11月のも共に納得できるニュースだった。歯根や海馬で細胞死が起きていると考えるのは自然で、その原因に、免疫系化学物質(腫瘍壊死因子を含む)が働いているのも当然のように思われる。
 私の記憶に間違いがなければ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)では、トラウマによって分泌されるコルチゾールによって海馬が萎縮する、と言う研究があったと思う。肥満によって認知能力は低下するが、認知能力の低下を齎すものは他にもあるのだ。

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